知ってほしい障害者支援施設のこと。

2013年10月の時点では、日本国内に障害者支援施設が2652か所ありました。障害者支援施設は、障害者の生活をサポートする施設の総称であり、大別すると4種類に分けられて、施設ごとにサービスの特徴が異なっています。

たとえば障害者更生施設は、心身の障害の度合いを考慮し、リハビリや治療などを実施しています。肢体不自由者の他、聴覚や視覚などに障害を抱える方が受け入れの対象になっています。そして、日々の生活の中にトレーニングを取り入れ、地域社会に適応する能力を培うことに重点を置いて、日常生活で支障が生じない状況へとスタッフが導きます。また、障害者と社会を繋ぐ役割を担っている障害者授産施設では、一般企業での労働が困難な障害者が、勤労に必要なスキルと意欲を身につける場所になっています。施設は、入所型と決められた日を施設で過ごす通所型とがあり、利用者が20人未満の通所型施設は、小規模ながらのアットホームな雰囲気が大きな魅力になっています。それから、入所待機者が非常に多い生活施設では、24時間体制で介護する必要がある身体障害者が利用の対象になっています。時代と共に障害者自身の意識が変化している状況を鑑み、プログラムの工夫に尽力しているのが特徴です。

このように、障害者支援施設は利用者によってサービス内容に違いがあり、利用者の年齢層も幅広いため、そこで働くスタッフは、個別性に配慮しするスキルが求められます。そうしなければ、きめ細やかなケアが難しくなるからです。しかし、高齢者介護とは違った醍醐味があるので、関心のある方は、■■■障害者施設ってこんなところ■■■のような専門サイトを覗いてみることをおすすめします。